九州大工塾

10月の九州大工塾

1)日程

13日(土)

15:00〜18:10

伝統的民家における温熱特性と
現代住宅への応用に関する研究

金田正夫

九州職業能力開発大学校
B棟1階 B102会議室

14日(日)

09:00〜10:30

SS試験による地盤調査演習

磯野重浩
丹呉明恭

九州職業能力開発大学校
B棟1階 B102会議室

10:40〜12:10

SS試験データの整理の仕方と
解析方法

丹呉明恭

13:00〜14:30

梁断面表の使い方と
伏図・軸組図の書き方


2)講義内容

1.伝統的民家における温熱特性と現代住宅への応用に関する研究:金田正夫
民家がエアコンのような機械を使わずに夏涼しく、冬暖かく暮らしていた工夫を温度センサーをすえて調査し明らかにしました。他の方がすでに調べていない部分をおこなっていますので初めて触れる部分とおもいます。
合わせてその工夫を現代の諸条件の中で現代住宅に応用した実例に温熱上の検証をし、どこまで現代に通用するかをあきらかにします。

2.スウェーデン式サウンディング試験の演習と地盤の考え方:磯野重浩・丹呉明恭
SS試験で地盤の状態を把握して、基礎の設計をすることは基本です。
実際にSS試験をやりながら、記録用紙の記入の仕方、記録のまとめ方、記録から地盤を判定する仕方を学びます。

3.梁断面表の使い方と伏図・軸組図の書き方:丹呉明恭
木造住宅を木構造システムと考えて設計するときには、梁伏図と軸組図の作成が最も基本であり最も大事な作業です。実際に建設された住宅を例題にして、梁伏図と軸組図の作成方法を解説します。
梁伏図を書くときに最初に行うことは梁成の確定です。「渡り腮構法の住宅のつくり方」の第Y章の梁断面表は、実際の軸組みに生じるいろいろなケースを整理してまとめた、便利な断面表です。この断面表を使って梁成を決定することで、構造的根拠に基づいた決定をすることができます。
断面表の使い方と伏図と軸組図の書き方を、実際の住宅を例に解説します。


10月の大工塾

3)講師紹介

■ 金田正夫さん
1949 年 東京生まれ。無垢里一級建築士事務所所長
1973 年 工学院大学工学部建築学科卒業
1973 年 図師建築研究所入所
1974 年 (株)都市建築計画センター入所
1983 年 一級建築士事務所 設計工房無垢里 設立
2002 年 法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修士課程修了
2009 年 法政大学大学院工学研究科建設工学専攻博士課程退学
2011 年 法政大学工学部建設工学専攻 博士後期課程修了
著書 「住まいの考源楽」ピエブックス
論文、学会発表多数

■ 磯野重浩さん
九州職業能力開発大学校 建築施工システム技術科 准教授
専門分野 建築材料・施工、建築生産

丹呉明恭さん


4)会場

■ 九州職業能力開発大学校 B棟1階 B102会議室


5)九州大工塾事務局

■ 丹呉明恭建築設計事務所
■ 〒350-1326 埼玉県狭山市つつじ野 2-16-107
■ Tel:04-2955-2637
■ Fax:04-2955-2655
■ Email:info@kyushu-daiku-j.net
■ URL:http://www.kyushu-daiku-j.net


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